CATEGORY:装備品

2021年02月20日

KICKING MUSTANG(キッキングマスタング)のギリーフードが弾着(uki)

こちらの記事の続きです。
KICKING MUSTANG(キッキングマスタング)のようなギリーに関する記事って探してもあんまり見つからなかったので色々と書いておきます。

2/8にskirmshopに注文、2/20に東京の自宅に届きました!
価格は、送料込みで125ユーロくらい(1.5万円くらい?)。
上記webショップの表示価格はユーロ圏向けなので日本だと20%オフになります。そこに送料25ユーロくらい。税関には今回も掛かりませんでした。
国内だと、扱ってるショップを見つけられず、、、ヤフオクとかメルカリだと個人?の方が売っているようです(個人輸入の倍くらいの値段)。


届いたのはこれ。
ギリースーツの中でも、比較的最近発売されはじめたリーフスーツというカテゴリーのもの。
モジャモジャタイプに比べて軽くてコンパクトですが、モジャモジャに比べて擬装性能は下がるらしい?です。
KICKING MUSTANG(キッキングマスタング)のギリーフードが弾着(uki)
形状は、頭だけ、頭から腕まで、上半身、上半身でもお腹周りは開けてあるもの、全身と多岐に渡ります。
これは、頭から腕までのバイパーフード(コブラフードとかスニークフードとか呼ばれたりする)となります。


拡大するとこんな感じ。
真ん中がKICKINGMUSTANG、左右がamazonで売ってる安いやつw
(これはこれで、新緑の季節限定で優秀な偽装効果を発揮します)
KICKING MUSTANG(キッキングマスタング)のギリーフードが弾着(uki)
いずれも、葉っぱみたいな布地がメッシュに縫い付けられています。
各社とも様々なタイプを発売しているのですが、この葉っぱの形や色味、縫い付け方で好みが分かれそう。
KMはわざとクシャッとして縫い付けていて、立体感を出せているのが特徴の一つとのこと。


色味はグリーン、ブラウン、アルダーがありまして、これはブラウンです。
アルダーも茶色系ですが、もう少し暗い感じになります。
私は関東圏で使うので、冬は乾燥地帯。明るいブラウンで良いかなあと。
パッとみた印象は、乾いた泥のついた枯葉という感じです。
通年、枯れ葉の積もったあたりに伏せると凄まじい偽装効果を発揮します。

モッシーオークの手袋と並べるとこんな感じ。
KICKING MUSTANG(キッキングマスタング)のギリーフードが弾着(uki)


着てみるとなんだかテンションが上がります。
ですが、「Kicking mustang」で画像検索すると、茶色と緑が混ざったようなスーツもたくさんあります。
それもそのはず。箱出しはあくまでベース。ここに葉っぱとか草を取り付けて、フィールドに合わせていくのです。
KICKING MUSTANG(キッキングマスタング)のギリーフードが弾着(uki)
VSRカモカバーを作った時の材料を散りばめてみる。
もっと付けると雰囲気出てくるのかも?
頭、肩、上腕には5cm角くらいのネットが縫い付けてあるので、ここに現地調達した草を巻き込んでも良さそうです。

このようにして、緑色要素を足していくと、枯れていない普通の草むらに対して偽装効果が上がります。
よく行くフィールドや立ち回りに合わせてカスタムを行いましょう。

サイズ感については、身長170cmのワイがミディアムサイズ(このメーカーのギリーはサイズ展開もあります)を着て袖をピッタリ伸ばすと、手がすっぽり隠れます。
通常どおりの着方をするとブカブカのスウェットを着ているような感じ。日本のサイズで言うとXLのパーカーみたいな感じかなあ。
まあ、ブカブカさせて着るものであったり、各所(襟、背中、フード左右、フード前後)にバンジーコードがあってかなり調整幅が広いのと、おおよその方ならミディアムサイズを選べば良いのではと思います。


次に、個人的に嬉しいポイントをいくつか。
★袖が親指に引っ掛けられる!
KICKING MUSTANG(キッキングマスタング)のギリーフードが弾着(uki)
外側。
銃を握り込むと指が折りたたまれるため、手はほとんど見えなくなります。
KICKING MUSTANG(キッキングマスタング)のギリーフードが弾着(uki)
手回りは目立つところなので、これは嬉しいなあ。


★コンパクトに仕舞える
袖の裏側に収納袋が縫い付けてあって、こんなに小さく収納できます。
KICKING MUSTANG(キッキングマスタング)のギリーフードが弾着(uki)
荷物を圧迫しないのでこれは嬉しい。


★自作パーツもある
縫い付けられている葉っぱの帯だけでも購入可!!
3メーターくらいで15ユーロくらいだったかな。
こうしてフェイスガードに縫い付けて一体化するのです。もはやロアーマスクと気付く人は居ないでしょう。
KICKING MUSTANG(キッキングマスタング)のギリーフードが弾着(uki)
その他、胸周りにつけるポーチの蓋に縫い付けようかなあと思っています。
(と思ったら、こういうギリーも発売されましたw)
KICKING MUSTANG(キッキングマスタング)のギリーフードが弾着(uki)
その他のパーツも売られているので、skirmshopだけでもサーフィンすると楽しいです。
いろんな葉っぱとか、枝みたいなのホギィ、、

こんなことを考えながら、でも、、喉元の肌も目立つから、、という理由で、ロアーマスクに喉隠し?を取り付けました。
もう完全にロアーマスクには見えませんw
KICKING MUSTANG(キッキングマスタング)のギリーフードが弾着(uki)
これをつけると、フードから口、喉、胸の少し上のあたりまでがギリーで一体化します。
装着した写真は↓の方に出てきます



そういえば、、袖口にあるこのエラスティックテープですが、何に使うんでしょう?
左右それぞれ2つづつ付いています。
KICKING MUSTANG(キッキングマスタング)のギリーフードが弾着(uki)


その他の特筆する性能としては、IR対策布らしいですがワイには無用の長物。
夜戦する勢にとってはとても良いものなのかもしれません。


さらに、その他のお話として、今回調べる中で知ったり教えて頂いたりしたことなど。

こういったギリースーツはどの国でもあんまり作られていないようです。
日本では、狩猟に行く=誤射を防ぐために蛍光色の装備なので、ギリーなんてもってのほか。
アメリカでは、州によっては法律で着用を禁じられているとか。
そうなると、製造販売しているのはユーロ圏+イギリス、そしてロシアあたりということになっています。

KICKING MUSTANG以外のメーカーですと、こちらの記事で書いたものの他では、ARCTURUSやLe Covert Sartorialistも良いなあと思ったりしました。

ARCTURUSでは、葉っぱのカットもカッコよく全身リーフスーツでも1万円を切るくらい!多分、ロシア系?
Le Covert SartorialistはHalo Screen Kitというギリーパーツも作っていて、名前で検索するとGAWさんのショップが出てきます。ギリーにメッシュの草を生やせるというものです。カッコイイ!
明るい緑色のホワッとした塊がいっぱいついてるギリー、あれです。

また、エアソフト界の有名どころギリー使いとして、KickingMustang氏やNovritsch氏、CQBスナイパーカズ氏のギリーも凄くかっこ良い。
よくよく観察してみるとこういった様々なカスタムパーツを組み込まれているようです。うーん、ギリーにも箱出しという状態があったとは。


そして、まだまだよく分からないギリー界隈ですが、どんなメーカーがあるのやらからも調べてみました。
まずは手軽なところから、amazonで『ギリー』を検索。
そうすると、メーカー名と商品名が出てくるので英語でG検索。
大体がアリエクに辿り着く(白目)なのですが、たまに本家メーカーだったりします。
そしたら、そのメーカー名からそれらしい単語で英語検索。
うーん、まだまだ知らない世界がありそうです。

また、メーカーのkicking mustangと販売店のskirmshop.nlの関係については、こんな状態なんでしょうか。
キッキングマスタングのギリーは通称『KMCS』と呼ばれています。
KMCS1.0(今回買ったもの)が発売。その後、KMCS2.0を発売するも、skirmshop.nlの方で、ショップオリジナルブランド『STALKER』ブランドとして勝手に発売。KM怒る(そりゃそうだ)。もう今後、skirmshopには卸さない!となる。
現在(2021/2)、KMではKMCS3.0の開発が進んでいるようで、コロナ禍の目処が立ったら発売するよ!とのこと。楽しみですねえ。

そして、それぞれのバージョンの違い。
1.0→今回入手したバイパーフードです。ブラウンとグリーンの2色。形状は、全身、上着、バイパーの3つ。生産は終了しているものの、2021.2時点では外国ショップなら少し在庫あり。
2.0→ skirmshop.nlでは『STALKER』というブランド名に改変されている。1.0のブラウン、グリーンとは微妙にカラーリングなどが異なる様子。上記のマスクに縫いつけた帯は2.0のもの。フードと微妙に柄や色味が異なっていますね。さらにアルダーカラー追加(ダークブラウンという塩梅)。形状は、全身、上着、ケープ、バイパーの4種類。細かいアップデートもあるかも。2021.2時点では、海外ショップなら普通に在庫あり。
3.0→謎。楽しみィ!
ちなみに、メルカリやヤフオクでは1.0が転売されているようで、こういった状況を指して『絶版』と表現されているようです。うっかり釣られるところでしたが、要するに型落ちです。

あと、定価についてはこんな塩梅です。
頭から踝までの全身ギリースーツを基準にして並べると。
キッキングマスタング→£160→24,000円
arcturus→90ドル→11250円
いずれも、セールだともう少し安くなります。
なので、全身揃えるとしたら1〜2万円。フードみたいな部分的なものだと6掛けくらいかなあ。
ユーロ系のショップだと、日本から購入すると表示価格より2割くらい安くなり、送料は3000円くらい。
海外通販ですが、クレジットカードと簡単な英語力で注文可能です。数%の手数料が掛かって良ければPAYPALを通して購入するのもありでしょう(商品が届かない等のトラブル時は全額返金してくれたり、クレーム代行とかしてくれる)
また、関税については布製品ですので、まあ大丈夫かと。
そして、ギリースーツはあくまで箱出し純正状態なので、ここからカスタムする費用も掛かったりします。沼。


纏めると、、、、

夏に向けて緑もホギィ、、、、
背中も隠せるケープタイプホギィ、、、
バイパーフードもケープタイプも価格はほぼ変わらず1万円くらいでホギィ、、、
迷彩メッシュゴーグルもホギィ、、、
他のギリーパーツも合わせて、今から注文しておこうかなあ~
でも、3.0が出るならのんびり待ってもいいかも?



~その後使ってみて追記~
◆フィールドとの相性
冬の枯れ葉の季節はバッチリ。常緑樹が少し残るフィールドに合わせるなら少量の緑系の葉っぱを付けておくとなお良いです。
夏は、緑色の葉っぱを増やすと良いです。
私のKMCSは茶色ベースですが、フィールドには夏でも落ち葉があったり、基本的に低い姿勢のプレイスタイルなので功を奏しているような気もします。
相性が悪いのは新緑の季節。もうどうやっても浮きます。
ただし、新緑の時期はとても限られているので、これは専用品を作るか諦めましょう。


◆夏は意外と涼しくて快適
メッシュベースで風が通ることと、ギリーのコツは肌を出さないことにあるため、フィールドで不快な思いをしていた蚊に関する悩みがなくなりました。
半袖長ズボン、手袋、そしてKMSCのコブラーフードですっぽり覆うと涼しく、蚊を防げるというわけです。これは思っても見なかった嬉しい効果で、夏のブッシュフィールドでも虫除けをしなくても良くなるほど。
また、ズボンから滴るくらいの汗をかいていても、ギリーフードは乾燥が早かったです。
使ったあとはザッと水洗いして陰干しですね。


◆カスタムが進むと嵩張る
これは夏場のワイ
KICKING MUSTANG(キッキングマスタング)のギリーフードが弾着(uki)
緑色の葉っぱモリモリになっています。
フワフワするほどギリー効果が高まるものの、カバンひとつを専有するレベルで広がります。
乾かした後は、圧縮袋(この袋の中サイズとか)に入れておくと良い感じです。
乾燥して入れておけば、ペッタンコにはならないので安心してほしい。


◆隠れたのコツを抑えると凄まじい効果を発揮する
後ろや横からだとこんな感じに見えています。
KICKING MUSTANG(キッキングマスタング)のギリーフードが弾着(uki)
KICKING MUSTANG(キッキングマスタング)のギリーフードが弾着(uki)
全身像が写ったり、背景とギャップがあるととても目立つ存在になってしまいます。こういう場所はササッと移動。

隠れ方のコツはこんな感じです⤵

1,ギリーを来ていない時
自然物の中ではめちゃくちゃ目立つ。しゃーない
KICKING MUSTANG(キッキングマスタング)のギリーフードが弾着(uki)

2,なので、手前のマーカーが相手から見えないように隠れたりします
KICKING MUSTANG(キッキングマスタング)のギリーフードが弾着(uki)

3,草とかあるとなお良いですが、やっぱり目立ちます
なので、基本的に暗がりに隠れます。
KICKING MUSTANG(キッキングマスタング)のギリーフードが弾着(uki)

4,露出する部分をギリーで隠す!
草に同化するのです。
今までは隠れていてもバレるところがバレない。この意識の隙間を見つけてアンブッシュすると良い結果に繋がります。
KICKING MUSTANG(キッキングマスタング)のギリーフードが弾着(uki)

5,コツはこんな感じ
バイパーフードなら手も隠れるのでなお良し。
背中もあるケープタイプなら、側面からも効果あり。
さらにお腹も隠れるジャケットタイプや全身タイプだと、隠れ方のバリエーションがさらに増えます。
KICKING MUSTANG(キッキングマスタング)のギリーフードが弾着(uki)
つまり、隠れられる場所や移動経路の選択肢が増えるというわけです。
なんと表現したらよいか、、周囲との同化が弱いところや、マンシルエットが透けてしまうような薄いブッシュでも隠れられるという塩梅です。
相手からすると、居ないはずのところ、もしくは居ても見つけられるはずのところに敵兵が居る。そういうことができるのです。
今までは選べなかったルートを進めたり、いつもは見つかっているシーンでも見つからないときとか面白いですよ!



■追記
KMCS3.0が発売されまして、empire airsoftというイギリスのネットショップで取り扱いが開始されました。
リーフの色味が変わっていたりしてますね。
このお店にも様々なギリー素材を売っていたりするので、見てみるだけでも面白いですよ。
こちらのゴーグルもとても参考になりますね。
(ギリースーツは国内価格に比べてとても安価ですが、ゴーグルはとても高価というw)




タグ :ukiギリー

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Posted by strike hound  at 16:00 │Comments(3)装備品

COMMENT
色々調べたのですが
KMCSは製作者?と喧嘩して今売ってるはコピー品とのことです
純正品は売ってないみたいですね
Posted by ゆうや at 2021年02月21日 03:50
あ〜、コピー品の方が良かったかもですねえ。
どうやら、お店側がkmcs(kicking mustang)を入荷したあとで、勝手にSTALKERシリーズという、お店オリジナルのブランドとして発売開始。
kmcs側は怒ってしまい(そらそうだ)、今後、そのお店には卸さないと。

なので、メルカリとかで売ってるのとモノは同じですが、今後は手に入れにくくなるかもですね〜
Posted by strike houndstrike hound at 2021年02月21日 06:32
転売屋必死すぎ(笑)
メルカリの価格見て吹いた
Posted by 転売屋 at 2021年03月05日 00:54
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