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2023年02月13日

電動ガンP90をガスセミ化しよう その3

前回の記事からの続きです。
東京マルイ電動ガンのP90をガスセミに変えていきます。

今回は、電動ガン時代には経験のしたことのない謎の二重給弾の対策+αを施して、さらに構成を整えて完成へという内容です。
電動ガンP90をガスセミ化しよう その3
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二重給弾の原因は2つ。
・ガスの吹き出し量が多すぎる
・タペットを引くタイミングが早すぎる

ガスの吹き出し量軽減のために、前回の記事の最後にてシリンダー内にボンドを注入するという力業でなんとかなりました。
ここで、バレル容量とガス吹き出し量のバランスですが、電動とは条件が異なります。
(このバランスは諸説あり、戦争の引き金になりかねないので話半分に見て頂けたらと)

電動ガンのマルイスプリングの場合、おおよそ2~2.5気圧くらいの圧縮空気が出ているようです(VSRで実験してみた)が、外部ソースの場合、最大5気圧の圧力が掛かることになります。

5気圧のガスを急速排気弁を用いてノズルへ最短距離で流した場合、BB弾には4気圧くらいの圧力が掛かっているのでは?と思っています。
そうすると、バレル容量1に対して掃き出しガス/4以上であればガス欠にはならないはず、、そんなことを思い浮かべながらボンドを注入して試してみたところ、概ね予想通りの塩梅となりました。

そんなこんなで、当初のガス吹き出し量はおよそ60%くらいになりました。
しかし、二重給弾は直らず。
では、タペットをいじってみましょう。

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タペットはエアシリンダーを用いて、ガス圧で押し、内蔵スプリングで引くという動作になります。
引く動作の際は、ガスルートをガスが逆流して急速排気弁から排気されます。

そのため、タペットを引くタイミングを遅らせるにはガスルートを絞る、もしくはルートを長くするという実験をしてみました。
色々と試してみて、スピードコントローラーを取り付けて調整してみたところ、まあいい感じになったので解決、、、、
電動ガンP90をガスセミ化しよう その3
スピードコントローラーは、行きの流量はそのまま、戻りの流量だけ流速調整ができるという部品になります。
タペットを押す際は素早く、引く際はすこしゆっくりに調整したいという用途にピッタリなパーツ。

しかし、今度は別の問題が発生しました。


タペットを動作させているエアシリンダーですが、ごくまれにスプリングマガジンのBB弾を押すテンションに勝てず、ノズルが下がらないという現象が発生し始めました。
恐らく、タペットを一気に引けなくなったので、まれに戻れなくなるのでしょう。

とうことは、ここまでの実験から、内径4mmのエアシリンダーは押し引き共に力不足、内径6mmのエアシリンダーは引く力不足ということになります。
そもそも、電動ガンはタペットを押すのはスプリングで、引くときはギアの力で引いているわけですから、引く方が重要なんですねえ。
というわけで、さらに引く力の強い内径10mmのエアシリンダーにすることに、、

そして、それならついでに、前述のスピードコントローラーを無しで組めるように構成を変えることにしました。
ばばーん
電動ガンP90をガスセミ化しよう その3
メカボの要らないところを切り捨て、10mmエアシリンダーを組み込みます。
押し引き共に十分なトルクが出せています。
特に押す力は、5気圧を掛けると手では戻せないほど。
また、蓄圧室からエアシリンダーへ接続する構成になったため、捨てるガスが少なくなりました。

ではくみ上げましょう。
電動ガンP90をガスセミ化しよう その3
かなりスッキリしました。
蓄圧室が解放されてからエアシリンダーが引く動作に入るため、二重給弾もバッチリ解決。
エアシリンダーの押す力もかなり余裕があり、4気圧あたりで動作させても十分に動きます。
それはつまり、より低い圧力でも動作する=発射音量をさらに下げる使い方もできるということです。
そして、メカボの下半分が無くなったことにより、将来的に内部ソース化でできるかも?という目論見も。

そんなこんなで完成~
次回のゲームで実践投入してみましょう~




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Posted by strike hound  at 19:57 │Comments(0)電動ガンガスガン外部ソース

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